6月は輸出業者が更なるレアル高を見込んで輸出代金取込を急いだために、ドル流入に拍車をかけていたが、今月に入ってドル安の底打ち感から輸出代金取込を急がなくなったために、今月13日までのドルの純流入は14億4,600万ドルと、前月同期の78億2,100万ドルから大幅に減少している。
今年のドル純流入累計は前年同期比42.4%増加の530億7,300万ドルで、すでに昨年の累計額を上回っており、7月13日間の輸出は57億3,300万ドル、輸入は40億4,300万ドルで、貿易黒字は16億9,000万ドルとなっている。
海外投資家による国債や株購入などの金融投資や海外直接投資金の純流入の流れが変わり始め、7月13日までの短期投資金流出が2億4,400万ドルとなり、前月同期の12億7,000万ドルの流入から大きく方向転換している。(19日付けエスタード紙)