投資サイクル突入でBNDES融資は587億レアル

 社会経済開発銀行(BNDES)の最終12ヶ月間の融資総額は587億レアルに達して、設備投資用機械・装置購入や工場建設投資などの融資案件が大幅に増加しており、投資サイクルに突入した。

 最終12ヶ月間のBNDESから鉱工業界への融資総額は、前年同期比38%増加の300億レアル、そのうち鉄鋼業界へは317%増加の46億レアル、石油化学部門へは148%増加の32億レアルが融資され、また融資案件承認は34%増加の439億レアルであった。

 また鉱業部門へは176%増加の14億レアル、紙・パルプ部門へは70%増加の24億レアルが融資され、今年1月に発表された経済成長加速促進プログラム(PAC)では、5ヵ所の水力発電所建設が承認されており、2010年操業予定のフォス・ド・シペコ水力発電所向けには16億レアル、サン・サルバドール水力発電所向けには5億7,020万レアルが融資される。

 今年上半期のBNDESからの融資総額は、前年同期比35.3%増加の247億レアルがすでに貸し出されて、殆どの部門で融資額が前年を上回っており、投資サイクル入りとなっている。(19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
 

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