乳製品と食肉がインフレ圧力

 今年上半期の食料部門のインフレは、オーストラリアとニュージーランドの旱魃の影響で穀物などの収穫量が減少、また世界的コモデティ商品である小麦やトウモロコシの需要が旺盛で、国際相場を引き上げている。

 昨年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は3.14%であったが、農産物価格の上昇で1ヶ月前の今年のインフレ予想は3.59%であったが、今では3.70%に上方修正されている。

 6月のIPCAは0.28%であったが、食料品部門は牧草地の旱魃による乳製品の値上がりで1.09%と大幅に上昇したが、数ヶ月以内には乳製品は値下がりすると予想されているが、アルゼンチンのエネルギー危機での小麦粉不足が長引く可能性がある。(23日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

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