今日、経済防衛行政審議会(Cade)は、インド資本のヒンダルコ社によるブラジル唯一のアルミ缶製造メーカーであるNovelis社の買収を審議するが、産業開発省にアルミ板の輸入関税の引下げを要請すると予想されている。
CadeはNovelis社の価格設定は独占禁止法に触れる可能性はないが、12%の輸入関税は国内アルミ産業を保護しており、関税を12%から4%に下げることによって業界の競争を促す効果がある。
飲料業界ではアルミ缶の使用率は16.7%で48.9%のペットボトル、34.3%のガラス瓶に大きく引離されているが、同社のアルミ缶の販売先はAmBev社が50%、コカコーラが20%、Femsa/Kaiserが10%となっている。(25日付けヴァロール紙)