更なるドル安が継続する為替や好調な国内消費を背景に、今年5月までに2,828社の輸入会社が設立され、昨年末より15%増加の2万1,599社となっている。
ブラジル貿易協会(AEB)では、今年年末までの輸入会社数は2万8,500社まで増加すると予想しており、2000年のレベルに達すると予想しているが、為替変動相場制移行前の1997年の3万7,800社には及ばない。
今年5ヶ月に10万ドル以上の輸入をした輸入会社の比率は、昨年同期比26.8%増加、10万ドル以下の輸入でも14.5%増加しており、ブラジル家具工業の中心であるサンタ・カタリーナ州サンベント・ド・スール市のアルテファマ社では、2年前までは全ての材料は国内産で賄っていたが、ドル安の為替でガラスはメキシコ、金具は中国、接着剤は米国からそれぞれ輸入してコストダウンを図っている。(2日付けヴァロール紙)