7月のサンパウロ大都市圏は0.17%のデフレを記録して、ブラジル全国のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)を前月の0.28%から0.24%に下げたが、食品部門のインフレが1.27%と2003年3月の1.66%以来の高率を記録した。
また今年7月までのIPCAは2.32%で、連邦政府目標の年間目標インフレ指数4.5%の中間値を僅かに上回り、最終12ヶ月間では3.74%となっている。
サンパウロ大都市圏の食品部門以外では0.03%のデフレを記録、特に電気料金の9.12%、アルコール燃料6.96%の値下げが大幅に影響したが、食品及び飲料部門の値上げが0.27%のインフレを招き、特にミルク派生品の値上げが0.24%と大きく、6月のミルク派生品は7.35%、7月は11.31%、今年7ヶ月間では28.49%と大幅な値上げとなっている。(9日付けエスタード紙)