ブラジル政府はドル安にもかかわらず、中国製品など14種類の輸入製品に対してアンチダンピング課税を適用、12種類の製品ですでに輸入量が減少してきている。
連邦政府は6月末に中国製の電気毛髪ブラジ、スピーカーならびに電気アイロンに対して予備アンチダンピング税を適用、7月の輸入量はそれぞれ33%、32%、75%も低下した。
それに対して輸入業者は在庫を増やし、7月からの輸入量を減少させており、9月から課税の効果が現れると予想、電気アイロンメーカーのアルノ社とブラック&デッカー社では増産を検討している。
また2005年のアルゼンチンや米国製輸入PET樹脂は1億2,200万ドルに達していたが、昨年は260万ドルまで減少、2000年にニュージーランドやヨーロッパ連合国からの輸入粉ミルクは1,450万ドルだったが、昨年は26万ドルまで低下している。(13日付けヴァロール紙)