国際金融危機は金利低下を妨げる

 国際金融危機で今年2月から継続していた銀行の貸出金利低下が中断、8月15日間の平均クレジット金利は、7月末と同じ39.5%に留まっている。

 先物金利上昇で平均コストは0.2%上昇の11.0%したが、個人向けクレジットの平均スプレッドは、36.3%から35.9%と1994年以来の低率を記録している。

 法人向けクレジットのスプレッドは12.1%と変わらず、8月15日までのクレジット総額は2.0%増加、最終12ヶ月間では21.1%増加、特にリージングは1年間で68.1%増加の460億レアル、個人向けクレジットは74.8%増加の116億レアルと大幅に増加している。

 リージング増加は長期格安ローン販売で好調な自動車業界が大幅に寄与、銀行のクレジット総額はGDP比32.7%と1995年11月以来の比率となっている。(28日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32858