アーセロール・ミッタルがブラジルで鉄鉱石開発

世界最大の製鉄会社アルセロール・ミッタル社は、ヴァーレ・ド・リオドーセ社の鉄鉱石開発部責任者のコスタ・フィリョ氏を引抜き、ブラジルでの鉄鉱石開発を進める予定であり、同社の鉄鉱石の世界生産5,500万トンを数年後には、1億1,000万トンに引上げる。

初めに2004年からリオドーセ社にリースしているミナス州のアンドラーデ鉱山の開発に着手、また昨日、上級司法裁判所(STJ)は2年前に経済防衛審議 会(Cade)が決めた独占禁止法に触れるために、Ferteco社の放出または2001年からナショナル製鉄所(CSN)所有のカーザ・ダ・ぺドラ鉱山 の余剰鉄鉱石の独占権放出を支持する判決を言渡した。

2001年のリオドーセの民営化時にCSN製鉄をリーダーとするコンソルシオ・ブラジルが、33億ドルで41.73%の資本参加をしているが、リオドーセ社は連邦最高裁判所(STF)へ上訴する可能性が大きい。(29日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

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