サンパウロ州の鉱工業の活動レベル指標(INA)は、政策誘導金利の低下に伴って、今年7ヶ月連続で上昇してトータル5.0%上昇、昨年同期は2.9%の伸びに留まっていた。
7月のINAは1.0%上昇して持続的経済成長のシグナルを維持しており、今年の鉱工業部門の成長率は、年初予想の2.5%から5.0%近くまで伸びると予想されている。
内需拡大による製造設備稼働率は82.9%に達しており、特に機械・装置部門のINAは、7ヶ月間で11.7%と大幅に上昇、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)では継続されるSelic金利の低下で、国内景気拡大を予想しているが、米国のサブプライム問題に端を発する世界の消費の冷え込みやコモデティ価格下落を懸念している。(29日付けエスタード紙)