最終12ヶ月間のプライマリー収支黒字は1,070億レアル

 ブラジルの最終12ヶ月間のプライマリー収支黒字は、公共投資増加を公約にしているにも関わらず、環境問題規制などで投資が遅れている影響を受けて、GDP比4.37%に相当する1,069億レアルとなって、連邦政府の目標値であるGDP比3.80%相当の959億レアルを大幅に上回っている。

 中銀の経済局(Depec)では今後、連邦政府の目標値GDP3.80%に近づけるために、公共投資に拍車がかかると見込んでおり、月間30億レアルまでのプライマリー収支黒字低下を予想している。

 今年7ヶ月間の連邦政府のプライマリー収支は490億6,800万レアル、州政府は217億9,700万レアル、政府系公社は87億1,300万レアルとそれぞれ黒字を計上している。(30日付けエスタード紙)

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