8月のIGP-Mは3年ぶりに0.98%に上昇

 8月のインフレ指標の一つである総合市場物価指数(IGP−M)は、前月の0.28%から大幅に上昇して0.98%となり、2004年8月の1.22%に次ぐ高率を記録した。

 また8月の広範囲消費者物価指数(IPCA−15)も、予想の0.30%を上回る0.42%となったが、9月に開催される中銀の通貨政策委員会(Copom)では、政策誘導金利(Selic)の0.25%の切下げが予想されているが、10月以降は見合わせられて年末は11.25%が予想されている。

 小麦や大豆などの国際コモデティ価格の高止まりで、製品への転嫁が行なわれており、また燃料・潤滑油は5.16%と大幅に値上がりしたが、燃料用アルコールは前月の10.85%に続いて8月も3.32%値下げされた。

 食料品関係では牛肉が端境期にあり、トウモロコシ価格は米国のエタノール需要増加の影響で、最終12ヶ月間では31.66%増加している。(30日付けエスタード紙)

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