国税庁ではブラジルの経済活動の税負担を逃れている脱税率はGDP比30%に達していると見込んでおり、国税庁の歳入の対GDP比の租税負担率35%に匹敵するアングラ経済の規模を予想している。
特に燃料部門、タバコ、医薬品、飲料及びテクノロジー部門などの課税比率が大きな部門での脱税の規模が大きく、燃料部門ではガソリンよりもアルコール部門の脱税が多い。
またマンパワー関係の過重な課税を逃れるために、労働手帳に登録しない不正規労働が労働人口の60%を占めて、税金支払い拒否が横行しており、益々アングラ経済が活性化する税制を改善する必要がある。(12日付けエスタード紙)