大手パルプメーカーのアラクルス社は、来月からヨーロッパ向けパルプをトン当たり30ドル、アジア及び北米向けはトン当たり20ドル値上げする。
またヴォトランチン製紙(VCP)及びスザノ製紙は、アラクルスに追従すると見込まれており、世界のユーカリパルプ生産の65%を占めるブラジルのパルプ会社の収益性は、欧米のパルプ会社を閉鎖に追い込んでいる。
北米のパルプのコモデティ価格はトン当たり755ドル、ヨーロッパは750ドル、アジアは690ドルとなっており、今年の平均価格は689ドルで昨年同期比7.0%上昇している。(25日付けガゼッタ・メルカンチル紙)