労働者支援基金評議会(Codefat)では、労働者支援基金(Fat)による失業保険支出増加に対して、不正の嫌疑がもたれており、今日中に外部監査を実施するための承認採決を行なう。
また3最低サラリーまでの労働者に対するボーナス支給でも不正嫌疑があり、これもあわせて外部監査実施が予定されている。
労働省の今後3年間の多年度投資計画(PPA)の失業保険関連支出は、正規雇用の失業が増加しているために、現在の年間127億レアルから195億レアルに大幅増加が見込まれている。
2002年の失業保険関連支出は57億レアルであったが、2007年には127億レアルと年平均17.3%の割合で増加しているが、マクロ経済が好調で正規雇用が増加しているために、不正の疑いがもたれている。
昨年には零細・小企業の雇用主と従業員との間で、労働手帳上は従業員を解雇したかたちで、従業員が数ヶ月間に亘り失業保険を受取るが、不正規労働を継続、雇用主はこの間の雇用関連の税支払いを免れる不正が発覚している。
労働法では6ヶ月以上の正規雇用で3ヶ月間の失業手当の支給、3年以上の正規雇用では5回の分割払いで受給できる。(26日付きエスタード紙)