サンパウロ証券市場は天井知らずの高値

 27日のサンパウロ平均株価指数(Ibovespa)は、天井知らずの記録を更新しており、2.24%増加の6万1,052ポイントを記録、また出来高も61億8,700万レアルとなっている。

 9月27日までのIbovespaは11.74%、今年の累計では37.28%の大幅な収益率を記録しているが、ドル値はR$1.838と大幅に低下して、2000年9月以来の安値を記録している。

 8月のドル値は4.3%の収益率でトップであったが、9月は27日まででは、米国のサブプライム問題や金利の切下げですでに6.11%のマイナスを記録しているが、米国の金利切下げで、サンパウロ証券取引所には海外投資家の資金が戻ってきている。

 9月のインフレ指数の総合市場物価指数(IGP−M)は、1.29%と大幅に上昇したために、確定金利付ファンドは軒並みインフレ率を下回る収益率となり、10万レアル以上の銀行定期預金(CDB)の税引き利益は0.78%、銀行間預金ファンド(DI)は0.68%となっている(28日付きエスタード紙)

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