砂糖キビ粕で家畜の生産性上昇

砂糖キビ栽培用面積増加に反比例して、家畜生産用牧草地面積が減少してきているが、砂糖キビ粕が飼料として利用できるために、牧畜の生産性を上げて おり、サンパウロ州では2000年以降に60万ヘクタールの牧草地が、砂糖キビ栽培に転作されたが、家畜頭数は1,390万頭を維持している。

またブラジルの1ヘクタール当りの牧草地で飼育されている牛の頭数は、平均0.86頭であるが、アルゼンチンでは2.5頭であり、充分改善の余地があり、今後も牧草地の砂糖キビ栽培用に転作可能である。

砂糖キビ栽培の収益は、1ヘクタール当たり400レアル、砂糖キビ栽培用耕作地リース料は300レアル、牛飼育では200レアルとなっており、畜産農家は 60%から70%を砂糖キビ栽培用に転作、牧草地を縮小するが、砂糖キビ粕を飼料としてコスト削減を図ることが可能である。(28日付けガゼッタ・メルカ ンチル紙)

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