数年に亘って継続してきた世界経済の伸び率が、来年からゆるいカーブを描いて下降すると見込まれ、それに伴って非鉄金属コモデティの需要が減少、高騰しすぎた価格も下落に転じると予想されている。
来年の米国の経済成長率は、今年上半期に予想されていた2.5%から2.9%よりも1.0%低い、1.5%から2.0%に留まると見られており、来年の ニッケル価格は23%、亜鉛13%、アルミは12%の下落が予想されているが、銅は5.0%、錫は5.2%と下落幅が小さい。
ここ2年間 の亜鉛の値上がりは、262%、錫135%、ニッケル129%、亜鉛115%、銅112%、アルミ35%とそれぞれ大幅に値上がりしているが、来年の非鉄 金属の平均コモデティ価格は、5.0%から7.0%の下落が予想されている。(4日付けガゼッタ・メルカンチル紙)