サブプライムローン問題で米国の住宅建設ブームに影がさしているが、米国の建築用花崗岩や大理石のシェア35%を占める、ブラジルからの花崗岩輸出に影響が出てきている。
昨年のブラジルの花崗岩輸出は10億4,000万ドルで、そのうち米国向けは65%を占めていたが、8月の米国での住宅販売は21.2%減少したために、今年9ヶ月間のブラジルからの輸出は、前年同期比1.33%減少して影響を受けている。
今年の花崗岩輸出は米国への輸出が55%まで低下するが、ヨーロッパ向けのミナス産花崗岩、石版、水晶類輸出増加で、前年比5.0%増加の11億ドルが見込まれている。(15日付けガゼッタ・メルカンチル紙)