ルーラ第一次政権誕生の2003年からドル通貨に対するレアル値は、97.24%も高騰しており、ラテンアメリカ及びヨーロッパ連合の7カ国対象の調査では、2位のコロンビアおよびチリの45.99%の倍以上の値上がりを記録している。
しかしヴェネズエラ通貨のボリヴァールは、ドル通貨に対してマイナス34.73%、メキシコ通過のペソ・メシカーノは、マイナス4.76%とそれぞれ下落している。
レアル通貨高騰の要因として、ルーラ政権誕生時の政策誘導金利(Selic)は26.5%で、海外投資家の注目を集めて外貨が大量に流入、また世界経済好調で、ブラジルのマクロ経済も好調に推移、国際コモデティ価格高騰で輸出増加に伴って、カントリーリスクも低下」、更に海外からの投資増加が更にレアル通貨の高騰を招いており、今後はブラジルの投資適格格付(Investment Grade)が近づいており、更にドル安が進むと予想されている。(16日付けエスタード紙)