昨年のブラジルの海外投資は280億ドル

 国連の発表によると昨年のブラジルの海外への投資は、ヴァーレ・ド・リオドーセが170億ドルでカナダ資本のインコ社を買収したために、280億ドルに達して世界12位となり、スエーデンやオランダ以上の海外投資を記録した。

 海外投資トップは米国で2,170億ドル、フランスは1,150億ドル、スペインが900億ドル、ラテンアメリカではメキシコが58億ドル、チリ、コロンビア、アルゼンチンが20億ドル以下であった。

 ペトロブラスは盛んにグローバル化を進めており、2005年の石油生産は世界17位であったが、今では13位に上昇、リオドーセ社は鉱業生産部門では世界3位で世界シェアの4.4%を占めているが、トップはオーストラリア資本のBHP社の4.8%、リオチント社が4.6%で2位となっている。

 また投資受入国ランクでは、米国が1,760億ドルでトップ、英国が1,400億ドル、フランス810億ドル、中国は690億ドルで5位、ロシアは290億ドルで11位、ブラジルは190億ドルで19位、昨年の世界の投資額は前年比38%増加の1兆3,000億ドル、今年は1兆5,000億ドルが予想されている。(17日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32739