為替は輸出企業の意欲を削いでいる

 輸出契約期間が長期の製品輸出が、ドル安の為替で価格競争力を失って収益率を圧迫しているために、資本財の輸出比率が低下してきている。

 輸出企業ランキング40位までの調査によると、12社が自動車、自動車部品、セルラーや装置の製造メーカであり、6社は輸出を減少させるが、輸出を継続するためにコスト削減などで対応しているが、鉄鋼やパルプなどのコモデティ製品の輸出企業は、継続して輸出増加をしている。

 今年9ヶ月間のワーゲン社の自動車輸出は前年同期比1.3%、GMは3.4%、フォードは4.4%それぞれマイナスを記録したが、ファイアット社は27.3%の大幅増加となっている。

 自動車部品のボッシュ社の今年9ヶ月間の輸出は5億1,900万ドルであるが、2005年の輸出比率は48%であったが、今年は41%、来年は37%まで下がると見込まれているが、今年の国内販売は25%増加が見込まれているために、輸出減少を補っている。(6日付けヴァロール紙)

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