8年前に創立されたBRA航空は、昨年末に1億8,000万レアルを投資ファンドから資金提供を受けたが、銀行やリージング会社の負債が1億ドルに達して、営業不能に陥り、全ての路線での運行や航空券の発売を停止した。
今年8月にはルーラ大統領やネルソン・ジョビン国防相も出席して、エンブラエル社から総額14億ドルのジョット機40機の成約を式典で祝ったばかりであった。
しかし民間航空庁(Anac)はフライト遅延や運行キャンセルのクレームが、他の航空会社に比較して顕著であるために、10が10日からBRA社の営業及び航空機整備部門への監査が行われた。
Anacは監査後の10月18日には、一時的にBRA社の国際便航空券の発売停止を命じ、30日にはBRA社自らが国際便運行を停止、11月2日には投資家からの圧力で、フォレガッチ社長は賠償金の支払いと顧問就任の交換条件で辞任している。
BRAは1億ドルの負債を抱えて、ジェット燃料購入や人件費など日々の運転資金にも困っており、すでに1,100人の従業員に対して解雇通知を出している。(7日付けエスタード紙)