米国食品大手のタイソンフードは、日産28万羽の鶏肉加工をする中堅食品会社ぺーナ・ブランカ社を買収して、年末までにブラジルに進出する予定である。
米国ではエタノール生産の影響で、とうもろこし価格がトン当たり82.60ドルから2倍近い153ドルまで高騰、鶏肉生産コストはブラジルの43セントに対して、米国は55セントと価格競争力を失ってきており、生産拠点をブラジルに移してコスト削減、米国やメキシコに輸出する。
タイソンフードのブラジル進出で2010年には、売上50億ドルを予定しており、食品加工業界ではペルジガンやサジアなど食品大手では、業界再編や生存競争が更に激しくなると予想されている。(13日付けエスタード紙)