エレトロブラス電力公社は、9月にBM&Fで行なわれたカーボンクレジット取引で、サンパウロ市役所がオランダのフォルティス銀行に1トン当たり16.20ユーロで、80万8,000トンを3,400万レアルで取引が成立したことに注目した。
同公社は温室効果ガス排出を低減する、代替燃料向け優遇プログラムの138プロジェクトで、270万トンのカーボンクレジット取引市場参入を準備している。
また同公社は砂糖キビ粕による火力発電、風力発電、小規模水力発電による総発電量3,200メガワットでの温室効果ガス低減による、カーボンクレジット取引を検討している。
AESチエテ社は、サンパウロ州内に10ヵ所の水力発電所を有しており、発電所周辺の1万ヘクタールに、現地固有種の植林プロジェクトによる300万トンのカーボンクレジットが国連で承認されており、現在は1,450ヘクタールの植林が行われている。(14日付けエスタード紙)