ヴォトランチン・メタル社は、2億9,500万ドルで米国資本のU.S.ZINC社を 買収、米国内の亜鉛リサイクル5工場及び来年3月から操業予定の中国工場を傘下に収め、亜鉛生産では米国資本NY STAR 、韓国のKOREA ZINCに次いで、世界ランク3位に上昇した。
ヴォトランチンは亜鉛の年間消費量が120万トンの米国市場において、U.S.ZINC社の買収で12%のマーケットシェアを獲得、年間消費量350万トンの中国市場では、操業予定の新工場の生産は4万8,000トンと中国進出の足がかりを築いた。
U.S.ZINC社の買収で同社の亜鉛生産は43万トン増加するが、ブラジル及びペルーの生産工場を合せると54万トンになり、2010年にはペルー工場の増産で、80万トンまで生産量を引き上げる。(21日付けエスタード紙)