正規雇用増加で社会保障院の赤字が減少

 好調な国内経済が追い風となって正規雇用が増加してきたために、今年10ヶ月間の社会保障院(INSS)の赤字は、前年同期比0.5%下回る391億6,000万レアルを記録した。

 INSSでは今年の赤字を444億レアルと見込んでおり、昨年はインフレ分を差引いた実質赤字は420億レアルであった。

 10月の赤字は前年同月よりも15.5%減少の26億9,000万レアル、徴収金は117億1,000万レアルと1995年以来の増収となり、今年10ヶ月間の累計徴収金は、前年同期比9.4%増加の1,104億5,000レアルとなっている。

 しかし10月までの年金・恩給などの支出は、6.6%増加の1494億3,000万レアル、10月の支出は213億レアル、農村部での年金・恩給の支出が165億5,000万レアル、都市部が47億5,000万レアルであった。(23日付けエスタード紙)

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