米国景気の下振れで来年の輸出の伸びは減少

 産業開発省では、米国景気の下振れの影響で来年のブラジルの輸出は、今年の10%増加の1,720億ドル、2003年以来最低の伸び率になると予想している。

 しかし米国向け輸出比率は、ブラジル輸出総額の20%まで低下してきているために、それほどの影響は無いと考えられるが、米国の景気低迷による輸入減少は、世界各国の輸出に影響を及ぼす。

 同省では現在のブラジルの貿易総額は世界貿易総額に占める比率1.15%で、2010年には1.25%と僅かに上昇すると見込んでいるが、ブラジル貿易会(AEB)では、来年の輸出総額を6.0%増加の1,680億ドルと見込んでおり、輸出増加の牽引は、鉄鉱石、石油、航空機及び大豆派生商品と見込んでいる。(23日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32665