HNKインターナショナルの交流年記念企画で表敬訪問

NHKインターナショナルの安部道理事及び国際事業部の若松太平チーフプロジューサーが11月23日に日本ブラジル交流年の記念企画の趣意書の説明および後援名義借用依頼に会議所を表敬訪問、田中信会頭及び平田藤義事務局長と意見の交換を行なった。

2008年。ブラジルへの移民が始まって100年になるこの年を、両国政府は“日伯交流年”と定め、様々な記念行事の実施を予定しており、この機会に当財団は、両国が築いた100年の交流の歴史を振り返るとともに、未来へ向けてより深い絆が結ばれることを祈念するイベントを企画しています。

NHKが有する豊富な映像や、放送に関するノウハウ、そしてネットワークを生かして、“日伯交流年”を盛り上げるために、これらの事業を推進する母体として“映像による日伯友好促進実行委員会”を設立し、以下の行事を企画しております。(日本ブラジル交流年認定事業89番)

企画(1)「記念DVDの上映」
ブラジルに向けて日本から最初の移民船「笠戸丸」が出発したのが1908年4月28日。来年4月、東京の記念式典会場で両国100年の歩みに関するニュース映像を5分ほどにまとめ上映する。
(映像内容) 1908年最初の契約移民781人の乗船の模様に始まり、1941年の国交断絶、1952年の戦後初の移民出発、1958年の両国戦後初の合弁事業ウジミナス製鉄所の落成、1959年の岸信介首相ブラジル訪問、1969年初の日系人大臣誕生、1978年日本航空の定期便第一号のブラジル到着、1997年天皇初のブラジル訪問、2004年小泉首相ブラジル訪問、2005年ルーラ大統領訪日など。

企画(2)「ハイビジョン映像の上映」
笠戸丸がサントス港に着いたのが1908年6月18日。2008年6月18日にブラジリア市で、6月21日にはサンパウロ市で、22日にはパラナ州ローランジャ市で記念式典が計画されている。それら式典でNHKハイビジョンの鮮明な映像を紹介したい。映像の内容は両国の壮大な自然と華やかな祭り風景を中心とする。

企画(3)「映像祭とハイビジョン放送機器展」
サンパウロ市、カンピーナス市、マリンガ市で映像祭を行う。上映内容は、両国関係等に関するこれまでの映像の集大成。ハイビジョンによる両国の美しい自然と代表的行事。そしてNHKドラマのポルトガル語版など。また、各地の映像祭会場では日本のデジタル放送機器メーカーの協力を得て放送機器展も同時に行う。 
2007年12月3日、ブラジルはデジタル放送を始める。中南米で初めての日本方式である。この機器展でブラジル国民に日本の放送機器への関心を持ってもらうために実施する。

映像祭・放送機器展日程案

  • 2008年6月 7日〜 8日  サンパウロ州カンピーナス市(日本祭り)
  • 2008年6月11日〜12日 カンピーナス市、またはサンパウロ市
  • 2008年6月14日〜15日 サンパウロ市(サンパウロ市日本文化週間)
  • 2008年6月18日〜22日 パラナ州マリンガ市(エキスポ移民)

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