南大河州カシアス・ド・スール市の世界的なバス製造メーカであるマルコポーロ社は、ドル安の為替及び収益性の改善でバス輸出戦略の見直しに迫られており、2005年は売上の55%が輸出で占められていたが、今では42%まで低下している。
同社はブラジルを開発基地として部品の国産化を進めてきて、メキシコ、コロンビアインドやロシアへは現地完全組立て(CKD)輸出を進めてきたが、ドル通貨が均衡していた2004年までは収益率が良かった。
現在の収益率は17%まで低下しており、今後は海外からの部品を輸入してブラジル国内で組立て、南米、南アフリカやカリブ地域へは引続き輸出を継続する が、今年9ヶ月間のCKD輸出は、前年同期の1,144台から1,126台に減少している。(28日付けガゼッタ・メルカンチル紙)