サンパウロで地上デジタル放送開始

昨日の夜、サンパウロ市でルーラ大統領、コスタ通信相、日本方式採用の地上デジタル放送が開始され、今後10年かけて大都市から切り替えを進め、2016年にはアナログ放送を廃止する予定である。

また社会経済開発銀行(BNDES)は、受信用チューナーが500レアルから1,000レアルの価格帯に留まっており、デジタルテレビ用チュナー購入を促 すために、小売業界に10億レアルのクレジット注入を決定、今回の放送開始はデジタルテレビ関係の生産増加及び価格低下を促す効果が期待されている。

3日からのデジタルテレビ放送ではゴールデンアワーの時間帯を中心に走査線が720から1080のハイデフィニションの放送も開始され、その映像の美しさや解像度が理解されれば、更にデジタルテレビの売行きに拍車がかかると予想されている。

連邦政府は地上デジタルテレビの放送開始で、国民は国立や州立病院での診察日の予約などの公共サービスや情報の提供を受けることができるとジウマ官房長官は強調した。(3日付けエスタード紙)

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