独立鉄鉱山としては世界最大級のミナス州のJ.Mendes鉄鉱山の入札が発表され、 世界最大の鉱業会社BHPビリトン、2位のヴァーレ・ド・リオドーセ、世界最大の鉄鋼会社アルセロール・ミッタル、CSN製鉄、ゲルダウやウジミナスは、 月末に行なわれる入札に参加するが、落札企業発表は来年1月が予定されている。
J.Mendes鉄鉱山の入札では、鉄鉱価格が高止まりしているが、中国の巨大な需要で、今後も鉄鉱石価格が高騰すると見込まれており、また大手鉄鋼会社も資源確保に躍起になっており、落札価格は25億レアルを上回ると見込まれている。
CSN製鉄はミナス州に大鉄鉱山カーザ・デ・ぺドラ鉱山を擁しているにも関わらず入札に参加、ミッタル、ゲルダウ、ウジミナスは鉄鉱石確保を目的に参加する。
J.Mendes鉄鉱山の鉄鉱石は、市場価値が高いsinter-feedと呼ばれる火山弾のような形状をした鉄鉱石で、現在、年間600万トンの生産さ れており、同鉄鉱山は鉄鉱石埋蔵が計り知れないセーラ・アズール地域にあるが、殆ど開発の手が入っていない。(4日付けエスタード紙)