米州開発銀行のジャパンプログラム担当者が会議所を訪問

米州開発銀行(IDB)はラ米とアジアの架け橋となるハイレベルの人材育成を目的とした大型のプロジェクトを打ち上げた事に伴い、ジャパンプログラム担当の岡田要事務局長と白沢香スタッフが、12月6日に会議所を訪問、田中会頭および平田事務局長とプロジェクトの具体化に向け、どの様な協力関係を築いて行くのか話合った。
 
IDBは1999年に中南米・カリブ諸国(LAC)と東アジア諸国の関係強化のため主に日本政府の資金協力の下にIDB/Japanプログラムを創設、2つの地域間の専門性や知識、ベストプラクティス(成功例)を提供する機会を作り、今日までLACの経済社会開発に協力してきた。
 
今回の大型プロジェクトはラ米の中核的存在ブラジル、とりわけ心臓部にあたるサンパウロを特定、ワシントン、日本及びアジアの3地点を軸に各国際機関や大学並びに企業等で効果的に研修を行うのが狙いのようだ。
 
サンパウロにおいては、日本における10ヶ月に及ぶ本格的な現場実習に先立ち、日本のベストプラクティス(改善、5S、カンバンやTQMなど)を学び、またブラジル風にアレンジしている企業を訪問するなど、予備知識を習得するのに力点がおかれている。
 
また来年の9月頃に貿易投資促進メカニズムの改善を目的とした『 Trade and Investment Promotion Forum 』を東京で行う予定であり、多くの民間企業(特に中小企業)の参加を呼び掛けている。フォーラムでは民官企業同士の商談会も企画されている。

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平田事務局長/IDBの白沢香スタッフ/岡田要事務局長/田中会頭

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=31533