マラニャン州イタキ港から穀物輸出

連邦政府は穀物輸出で、パラナ州パラナグア港及びサントス港が積出能力の限界に達しており、また欧米に距離的に近いマラニャン州のイタキ港からの穀物輸出は大幅なコスト削減になるために、来年末からの輸出開始に向けて、港湾整備を早急に行なう。

マット・グロッソ州、パラー州南部、トカンチンス、ゴイアイス州北部、ピアウイ州南部、マラニャン州南部及びバイア州西部地域の穀物を、イタキ港から欧米向けに輸出する計画であり、ヨーロッパ向け輸出では、サントス港やパラナグア港よりも7日間から9日間短縮できる。

現在のイタキ港の取扱貨物量は180万トンであり、来年末には600万トン、2012年には1,200万トンまで取扱貨物量を増加する計画である。

2009年に完成予定の南北鉄道は、トカンチンス州パルマス市とマラニャン州を結んでおり、完成後は中西部地域の穀物をイタキ港からの輸出が可能となり、また連邦政府は中西部地域の穀物輸出をベレン港からの輸出も計画している。(26日付けエスタード紙)

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