5年間で99.5%のレアル高

ルーラ第一次政権当初の2003年初めは、左翼政権誕生の舵取り不安からレアルがR$3.53まで下落したが、2007年年末はR$1.77の終値となり、ルーラ政権の5年間で、レアル通貨はドル値に対して99.5%も上昇している。

2007年のドルに対するレアル通貨は20.7%も上昇して、2003年の22.3%に次ぐレアル高を記録しており、ユーロ通貨は5年間でドルに対して28.7%の上昇であった。

レアル高の要因として、海外からの金融市場への投資の増加、米国の巨大な財政及び貿易赤字、更に経済の減速や金利低下でドル安に歯止めがかかっていないことも、レアル高が当分継続すると見込まれている。(4日付けエスタード紙)

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