米国経済のリセッション入りの可能性がでてきたために、ブラジルの政策誘導金利(Selic)は年末までの据置きが、金融スペシャリストの間で議論されているが、最も悲観的な予想では数ヶ月以内の金利の引上げが議論されている。
国際金融市場が不安定になると、初めに発展途上国からの資金引き上げ発生、為替が下落、インフレ上昇傾向となり政策誘導金利の切上げを余儀なくされる。
米国の国内総生産(GDP)が1.0%下がれば、世界のGDPは0.70から0.75%下落の影響を受け、ブラジルは米国への輸出減少のみならず、ヨーロッパ連合国や中国への輸出も減少する。
最近の国際金融不安で、南アフリカ通貨は2.99%下落、韓国のウオンは1.04%、カナダドル3.55%、ニュージーランドドルは1.02%それぞれ下落しているが、レアル通貨は0.56%の下落に留まっている。(21日付けエスタード紙)