ルーラ第2次政権の最重要プロジェクトである経済成長加速プログラム(PAC)は発表後1年を経過したが、初年度にプロジェクトに注入された投資は予算の27%で大幅に遅れているが、市長及び市会議員選挙の年である今年は、投資に拍車がかかると見込まれている。
2010年に終了するPACプログラムの予算は総額5,039億レアルで、2,169億レアルは民間からの投資、残り2,870億レアルは連邦政府及び公社の投資を見込んでいる。
連邦政府はバイア州、ミナス、エスピリット・サント、サンタ・カタリーナ、ゴイアス州および連邦直轄地の4,700キロメートルの国道コンセッション入札は、2009年4月までに実施を予定している。
またサンパウロ−リオ間の弾丸列車向けの鉄道建設の入札は2009年上半期、サンパウロ−カンピーナス間の鉄道建設は、官民合同プロジェクト(PPP)を予定している。
今年のサンパウロ州内のPACプロジェクトでは、6億9,650万レアルを投資して、ビーリング湖及びグァラピランガ湖の水質浄化プロジェクト、エリオポリス貧困地区の近代化、サントス港の浚渫工事の着手が予定されている。(23日付けエスタード紙)