ブラジル観光公社(Embratur)では、昨年の海外からの観光客は500万人を突破、観光業界の売上げは前年比14.76%増加の49億5,300万ドルに達して記録を更新、今年は9.0%増加の54億ドルを見込んでいる。
海外観光客のルートはアルゼンチンからの観光客が大半の南大河州及びサンタ・カタリーナ州、ヨーロッパ観光客のルートである北東地域が増加している。
海外観光客の1日当たりの平均消費額は91.74ドルであるが、ヨーロッパの観光客は平均を大幅に上回る消費であり、エンブラツール及び民間観光業者はヨーロッパ観光客の取込を図っている。
昨年のスペインからの観光客はヨーロッパの22%を占める26万人、9月11日のWTセンターの航空機突入テロやタイの大津波発生以降は、安全なブラジルの北東部の海岸リゾート地が人気を博している。
バイア州ではスペイン資本イベロスター社は1,000客室のホテル2棟、北大河州ではスペイン資本サンチェス、ノルウエー資本のブラジリアン・デベロップ メント、フランス資本ノウルトラ・クラシック社がそれぞれリゾートホテル開発に投資している。(1日付けヴァロール紙)