国連安保理事会でイランに対する新たな制裁決議案が合意されたが、ブラジル企業はアラブ首長国連邦のドバイ港経由でのイランへの第3国経由輸出の疑いがもたれているが、ブラジル外務省ではイランへは牛肉や砂糖などを直接輸出しており、正当性を主張している。
ルーラ大統領及びアモリン外相は石油高騰でだぶついているペトロドルをブラジルへの投資促進のために、ペルシア湾岸諸国訪問を計画している。
アラブ首長国連邦への輸出は20年間で4,000%増加の11億9,600万ドル、イランへの輸出は20年間で730%増加の18億3,700万ドルで、 主にトウモロコシ、大豆油、砂糖、軽自動車用エンジンや鉄鉱石、自動車用部品、石油価格製品やパルプなど100項目以上に上っており、昨年のペトロブラス 公社とスペイン資本Repsol社とのイランへの共同投資は、制裁決議案に触れると米国から批判されていた。(7日付けエスタード紙)