2001年からグローバル戦略を果敢に進めて世界10指に入るヴォトランチン・セメントは、売上7億5,000万ドルの米国コンクリートメーカーPrairie社を買収、2009年には同社の売上を倍増の15億ドルに引上げる。
ヴォトランチン・セメントは売上52億レアルであるが、年間消費量が1億2,000万トンの米国では、すでにフロリダ州のPrestige社を2億ドルで買収、今回のPrairie社買収でカナダを含む5大湖周辺地域では30%の市場を占有することになる。
米国の住宅建設は減少してきているが、同社ではセメント部門は2010年から回復を見込んで今後も投資を進めるが、ブラジル国内ではコンクリート市場の40%を占める4,400万トンを生産している。(8日付けエスタード紙)