2月の懇親昼食会は飛田雄史リチャード眼科医を迎えて開催

 2月の懇親昼食会は15日正午からインターコンチネンタルホテルに、サンタ・カーザ医科大学助教授で慶応大学博士課程在学中の矯正レーザー手術の飛田雄史リチャード眼科医を迎えて開催、90人の参加者は興味深くと講演に聞きいっていた。

初めに飛田医師は近視、遠視及び乱視の違いとして、網膜にピントが合う位置の違いについて説明、近視は網膜の前でピントが合い、乱視は網膜の後ろ、乱視は水晶体のサーフェイスが曲がっているために発生すると説明、老眼には近視的老眼、遠視的老眼などがあり、水晶体のレンズの調整力が年齢と共に劣化して発生する。

一般的には眼鏡もしくはコンタクトレンズによる矯正であるが、17年前までは角膜を手で削っていたが、今では角膜の表面のカーブを平らにすることで、屈折力を変えて網膜に焦点が合うように調整する。眼外レンズは水晶体を取らない方法も最近できるようになり、また老眼には水晶体をとってマルチフォーカルレンズを入れる手術があるが、余り推奨しないと説明、矯正レーザー手術は度数、年齢など色々なファクターが複雑に絡み合っているので、信頼できる専門医を選ぶことが肝要であると締めくり、田中信会頭から記念品の贈呈を受けた。

昼食会は平田事務局長が司会を担当、初めにゲストの飛田雄史リチャード眼科医、西林万寿夫サンパウロ総領事を紹介、3分間スピーチコーナーでは、イタリアから赴任して4ヶ月のインターコンチネンタルホテルのMaarten Drench総支配人が流暢なポルトガル語で、日本移民100周年の記念プロモーションとして、横浜グランドインターコンチネンタル・ホテルの那須野正二シェフ、関圭一シェフが本格的な日本料理、創作日本料理など伝統に基づいた日本料理を提供、21日午後7時から開始されるカクテルパーティへの参加を促した。

ブラジル日本移民100周年祭典協会の松尾治執行委員長は、資金の調達が遅れて邦字新聞などで話題になっているが、新アルモニア学園の拡張工事、サンタ・クルス病院の拡張工事、文化福祉協会の改修工事、彫刻家大竹富江氏のグアルーリョス空港の記念モニュメント建設を100周年共催事業として承認されており、実現するために今後企業回りを積極的に行い、納得のいくまで説明するので資金面でのバックアップ依頼を強調、今までと一味違った説得力に会員も納得した様子で、会場入り口での100周年記念バッチ販売など積極的な行動力が前面に出てきているようであった。

サンタ・クルス病院の横田パウロ理事長はパワーポイントを使用して、日本病院と呼ばれたサンタ・クルス病院の接収の歴史、1990年以降は病院運営が日系人スタッフに任せられており、ポルトガル語の理解に乏しい一世老人や駐在員にも安心して利用してもらっているが、病院増改築、高齢医学部門の設置、人間ドック及び東洋医学の導入で治療コスト削減を図るために資金協力を申出た。病院増改築事業への寄付はブラデスコ銀行、支店番号3392−8、口座番号11−448−5、病院社会連基金への寄付はブラデスコ銀行、支店番号3392−8、口座番号 11−447−1、コンタクト先3826−8077(ベティさん、エリカさん)

サンパウロ州工業連盟(FIESP)のジョゼ・アウグスト・コレア理事は今年、日本移民100周年でFIESPでも日本との交流を最優先しており、2004年の第1回産業ミッションに続いて、4月17日から27日まで200人規模の日本への第2回産業ミッション派遣を予定、旅費、移動費、宿泊費など全て含めて僅かに3,400ドルと大変安上がりであり、皆さんもご存知のように日本との取引は忍耐、頻繁な交渉と大変だが、第一歩を踏み出すことが肝心であるが、日本人との間で信用を築くと長い取引が可能になるので、ミッション参加を呼びかけた。
FIESPのサイトに今回のミッションの詳細を掲載、
サイトは http://www.fiesp.com.br/missaojapao/ です。

ムーン・ミュージックの津元美紀江マネージャーは、日本ブラジル交流年実行委員会の後任事業で国際交流基金助成ツアーの一環として、3月9日午後6時から日本語及びスペイン語で歌うタンゴ歌手冴木杏奈氏のコンサートを案内、日本全国でコンサートやディナーショウを開催、ニューヨーク、パリ、アルゼンチンなどでもコンサートを開催、アルゼンチンではデビュー20周年記念アルバムをリリースしている。

文協の田中エミリア拡充委員長、山下リジア拡充副委員長は文協ビルの改修工事資金調達として、21日午後7時から120レアルで「ワルツの夜」と銘打ってディナーショウを行うので、商工会議所の会員の皆様も奥様同伴での参加協力を案内した。

グランド・ハイアットホテルのカール・エンベルソン取締役は、オーストラリアから赴任して僅かな期間であり、商工会議所の会員とのコンタクトを積極的に図るために自己紹介、日本人宿泊客の多い同ホテルの特別サービスについても説明した。

会社代表交代では8年間勤務したCBC重工の嶋末繁社長が帰国挨拶、後任の原口正辰新社長が就任挨拶を行なった。新入会員紹介ではUeno Profit社のマミ・ウエノ社長が、1995年設立の本社は南大河州ポルト・アレグレ市、サンパウロ及びサンタ・カタリーナに支店を設けて、ビジネスコンサルタント事業を展開していると説明、田中信会頭から会員証が授与された。

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記念品を受取る飛田雄史リチャード眼科医/田中信会頭

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昼食会の様子

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ポワーポイントで講演する飛田眼科医

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左から平田事務局長/石井ロレーナ社長/西林総領事/有馬arima&kanegae seguro社長

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=33471