ヴァーレ社のエクストラータ社への初めの買収提示金額は760億ドルであったが合意に達せず、今回新たに優先株を含んだ133億ドル上積みした893億ドルを提示すると見込まれている。
ヴァーレはアジア向け鉄鉱石価格を良質なカラジャス鉄鉱山産は71%、南・南東部鉄鉱山産は65%で平均66.5%の値上げをアジアの大手製鉄会社と合意したために、100億ドルの純益増加が予想されており、エクストラータ社に133億ドルの上積み提示が可能となった。
エクストラータの買収で世界最大の鉱業会社BHBビリトン社との差を縮小できるが、BHBが1,470億ドルでリオ・チント社買収を仕掛けているが、株主審議会で拒否されて株主説得に動いており、その動向が注目されている。(21日付けエスタード紙)