レアル値は1999年以来の為替高

中銀の外貨準備残高が外債残高を上回ったとの発表も後押しして、昨日のレアル値は前日比0.75%増加のR$1.711となり、1999年5月以来の高値を記録した 。

今後のレアル値の高値傾向の要因として、ブラジルの主要輸出品目のコモデティ価格の高止まりでの外貨獲得、発展途上国とブラジルの政策誘導金利の大幅な金 利差による海外からの投資、ブラジル国内景気好調などで今年も継続する海外からの直接投資、米国経済停滞による世界的なドル安が益々のレアル高となると予 想されている。

世界的に荒れている金融市場にも関わらず、今年1月の大豆粕の国際コモデティ価格は7.0%、大豆油は11.3%それぞれ 上昇、鉄鉱石価格も65%の値上げが予定されており、この値上げ幅は昨年のブラジルの輸出総額の6.6%に相当するために、今年の輸出総額は予想を大幅に 上回る。(22日付けエスタード紙)

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