S&Pの格付け最高責任者リサ氏はAEブロードキャストのインタビューで、ブラジルの年内の投資適格国入りの可能性に言及した。
連邦政府のインフレ指標の広範囲消費者物価指数(IPCA)を目標値4.5%、第一次プライマリー収支黒字はGDP比3.8%を達成することが特に重要であり、またS&Pでは昨年のブラジルの経済成長率を5.25%、今年は4.5%を見込んでいる。
また実質賃金の上昇及び雇用創出、継続して公共負債の減少が必要であり、昨年のブラジルの国内債務残高はGDP比42.8%であったが、S&Pでは投資適 格ランク入りは平均20%に設定している。しかしFitch Ratings社ではブラジルは今までで最も投資適格国入りの条件に近づいているが、年内の可能性は50%以下と見込んでいる。(22日付けエスタード 紙)