IOFの税率アップで銀行金利が上昇

世界金融不安および金融取引税率(IOF)が1.5%から3.0%にアップしたために、1月の銀行の個人向けクレジット金利は前月比43.9%から48.8%と大幅にアップした。

また1月の法人向けクレジット金利は22.9%から24.7%に増加したが、2月のこの傾向が続いており、14日までに個人向けクレジット金利は更に1.8%、法人向け金利は0.6%それぞれ増加している。

クレジット金利が上昇しているにも関わらず、1月のクレジット総額は前月比1.0%増加の5,293億レアルでGDP比34.8%、最終12ヶ月間では 28.5%増加、個人向けクレジット総額は2.5%増加の2,465億レアルとなったが、法人向けクレジットはマイナス0.3%と僅かに落込んだ。

個人向けクレジットの不渡り率は7.1%、法人向けは2.0%で前年と同率、口座借越残金利は145%と2006年6月以来の高率、給与・年金口座天引き型クレジットは前月比1.4%増加の655億レアルとなっている。(27日付けエスタード紙)

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