大企業の純益は35%アップ

サンパウロ証券取引所上場企業で、すでに昨年のバランスシートを公開した大企業65社のインフレ分を差引いた平均実質純益は前年比34.6%と大幅に増加した。

また純益の増加に伴って収益率は前年の18.5%から22%に上昇したが、2003年までの平均収益率は8.0%前後で推移していた。

旺盛な国内消費、拡大を続けるクレジット、不渡り率の低下や減少を続ける失業率などで売上げは前年比12.4%、営業利益はそれぞれ13.2%増加、また 2006年のレアル値はドルに対して8.7%上昇したが、昨年は17.2%と大幅に上昇したことも純益増加に繋がっている。

昨年の大企業の金融負債は設備投資や工場拡大で15.6%増加、金融負債に対する営業利益率は前年の45.3%から46.3%に増加、銀行以外の収益率ではゲルダウがトップとなっている。(28日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32509