ブラジルの政策誘導金利(Selic)は昨年10月から11.25%に据置かれており、最終7ヶ月間の実質金利はトルコに次いで世界2位であったが、5日の通貨政策委員会(Copom)で11.25%に据置かれれば、トルコを抜いて世界最悪となる。
トルコが金利引下げサイクル入りしており、ブラジルの実質金利は6.73%でトルコの6.69%を僅かに上回って世界トップになり、4日に0.25%の金利切上げで7.25%になったオーストラリアが3位、メキシコ4.2%、英国が3.2%となっている。
し かしインフレ分を差引かない名目金利はヴェネズエラが17.5%で世界トップ、トルコが15.4%、ブラジルは11.25%で11ヶ月間世界トップから遠 ざかっているが、トルコ政府の金利切下げ継続で、数ヵ月後には名目金利で2位になる可能性がある。(5日付けエスタード紙)