ブラジル企業の収益性が上昇

昨年のブラジル企業の純資産に対する平均収益性は米国企業の14.6%、メキシコ企業の12.29%を上回る16.02%となり、特に金融業界の平均収益性は米国の11.5%を大幅に上回る19.6%となっている。

1999年の為替変動相場制移行後にブラジル企業は負債を減少させて、株式公開(IPO)や増資で資金調達していることも収益性増加に繋がっているが、コ モデティ商品価格高騰も追い風になっており、最終12ヶ月間のアルミの国際コモデティ価格は20%、石油は70%、天然ガスは20%それぞれ大幅に上昇し ている。

部門別の平均収益性では製鉄・金属が31.3%でトップ、石油・天然ガス31.0%、鉱業27.5%、電力エネルギー21.8%、食品・飲料6.8%、通信は4.6%であった。(10日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32427