国内経済が好調で雇用創出や実質賃金の増加及び長期格安クレジット販売が拡大しており、2月のクレジット総額は前月比1.1%増加の9,575億レ アルでGDP比34.9%に達して1995年5月以来の高率を記録、年末には1兆963億レアルでGDP比40%に達すると予想されている。
マンテガ財務相はクレジット期間の長期化を懸念しているが、平均自動車ローン期間は594日を維持しており、その他の平均耐久消費財ローンは1月の201日から2月は203日と僅かに延びている。
2月のクレジット部門の90日以上の返済遅延率は4.3%で前月の4.4%から更に低下しており、個人向けクレジットでは前月比7.3%から7.1%に低下している。
2月の銀行のクレジット部門の平均年利は1月から0.1%上昇して37.4%と昨年4月以来の高率、個人向け平均クレジット年利は0.2%上昇して49%、法人向けクレジットは0.1%増加の24.8%となっている。
年末にはGDP比40%に増加して憂慮されているが、ブラジルのクレジット総額に匹敵するマレーシアやタイのクレジット総額はGDP比80%、チリは50%を超えており、ドイツ、英国や日本ではGDP比100%以上となっている。(26日付けエスタード紙)