新工業政策は6部門を世界のトップランクに

“マーケットシェア拡大で世界のリーダー”を謳っている新工業政策では紙・パルプ部門、鉱業、石油化学、鉄鋼、食肉並びに航空産業部門を世界5位以内の輸出産業に育成して、世界トップランク入りを目標に掲げている。

連邦政府はこれらの投資優先部門のブラジル企業は世界トップ企業に比べて小規模で先端技術的には劣るが、原材料や資源は国内で充分賄えるために世界トップ企業よりも有利であると見込んでいる。

紙・パルプ、鉄鋼並びに石油化学部門には2011年までに990億レアルの投資が見込まれ、385億レアルは社会経済開発銀行(BNDES)から融資される。

新工業政策達成のために2010年までにはGDP比21%に相当する6,040億レアルの投資、GDP比0.65%に相当する182億レアルを調査・研究 開発部門に投資、世界貿易に占める割合を1.15%から1.25%に相当する2,088億ドルに引上げる。(26日付けエスタード紙)

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